NANTO Vegetable Seed Catalog 2022
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ら123451245こんじきおう台木の選定上出来ぢゃ!この時期で9キロ台のスイカをとるには…株間50cmくらいかな!コレは着果棒立てとこっ!成熟期は風通しを良くしとかないとね!あ〜涼しい〜24収穫のタイミングを計るために必ず必要となるのが「着果標識」です。交配日の目印か着果棒を必ず付けましょう。味を追求するには、1果当たりの養分供給を増やすための「着果制限」が必要になります。また多果どり栽培では品質にバラつきも出やすくなります。そのため、整枝栽培では1株1果の「子ヅル3本1果穫り」を基準とし、露地産地では「1株あたり2果穫り」を基準とします。(露地産地の慣行次第では最大3果までとします。)最後までツルを持たすためには低節位着果は厳禁です。まず、着果前にしっかり根作りをさせてから交配を迎えるようにしましょう。台木は、基本的にはツル持ちの良い「FR-ヘコタレン」が推奨です。低温期や肥沃地の場合は、1ランク草勢の大人しい「トップガン」をオススメします。また、共台の「一味同心」は果実品質が良く、特に高温期作でオススメです。収穫約2週間前くらいからの成熟期にはしっかり換気を行うようにしましょう。夜温を低く抑えることで、夜間のエネルギー消費を抑え、糖をしっかり果実内に蓄えるように促します。また、高すぎる湿度は光合成効率を下げ、糖度上昇の妨げにもなることからも換気が重要になります。当品種は、果肉の軟化が遅いためしっかり完熟させることができます。積算温度1200℃での収穫(試割りは1150℃)を目安に、一般品種より3〜5日長く成熟日数を取り、十分に糖分を蓄えてから収穫しましょう。推奨品種低温期肥沃地食味追求: ヘコタレン: トップガン: 一味同心果実に日が当たると、その部分の果肉に濃いオレンジ色(赤み)が差して来きます(当社はこれを『ゴールデンベルト』と呼称)。おいしい金色羅皇を作るためには、果実に適度に日が当たった、このゴールデンベルトが適度に入った状態にもっていくことも重要です!「金色羅皇」は、今まで考えられなかった異次元の糖度を出すことができる品種です。しかし、積算温度不足や栽培法を誤ると本来の食味品質を発揮することが出来ません。ツル持ちが弱かったり、裂果が多かったりという栽培上の弱点もございます。以上のこと、そしてこの栽培ポイントを十分にご理解・ご納得の上で、皮際までしっかり甘さが乗った、高品質な果実だけが市場流通するよう、徹底した品質管理をお願いします。ゴールデンスイカ™キャラクター着果標識を必ず付けること!味を追求するための株1果どりの子ヅル3本1果!最後まで糖度を上げるためのツル持ち・根張りが重要!収穫前の成熟期にしっかりと換気すること!成熟日数を長めに取り、しっかり完熟させること!50cm50cm7cm7cmゴールデンベルトゴールデンベルトゴールデン君栽植密度は狙いの玉サイズに応じて調整(目標:9kg台推奨) 例:子ヅル3本1果 株間45cm 約800株/10a株間60cm 約600株/10a ※多果どり露地栽培の場合でも、400株=800玉/10aが上限。 糖度15度を目標に、今までに感じたことのない「感動スイカ」を作りましょう!高温期低温期高糖度を出すための5つのポイント金色羅皇ゴールデン君と学ぶ

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