NANTO Vegetable Seed Catalog 2019
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アールスメロン特 徴ブリーダーからのコメント●肥大性に優れた緑肉系アールス。果形は球形~腰高。●果肉は黄緑色。糖度16度程度に安定し、果肉緩みは遅く棚持ち良い。追熟してメルティング質になると皮際までとろける食感が楽しめる。●草勢やや強め。葉は大きい。果梗部長さは中位。●果皮色は淡い灰緑色の「白肌」でネットは高く盛り上がる。●一般に白肌品種は果皮が硬化しやすいが、ムーランはネット発生が遅くヒルネットが出にくい。●花飛び少なく、安定した雌花着生。●交配からの成熟日数はやや長めの晩生(3~4日遅い)。●つる割病R0.2抵抗性、うどんこ病抵抗性を付与。現在、一般には多くのアールス系品種が発表・販売されていますが青肌やネットが細かく盛り上がりが少ない品種が多いように感じられます。また、地這系品種に比べて病気に弱いのも現実です。そこで、白肌でネットが高く盛り上がり、かつうどんこ病に強い品種の育成を目指しました。アールス系は作型によって品種が変わりますが、このムーランは春秋系~早春晩秋系になります。果肉は淡緑色ではなく黄緑色で、メルティング質ですが胎座部だけとろけて果皮に近いほうは硬いままというのではなく、果皮の際まで軟化して食べられます。また、成熟日数は既存他社品種より3日ほど長くかかりますが、糖度は16度内外に安定し日持ちも長いです。栽培のポイントは、果梗長が水にやや敏感なので交配前後の水管理に気を付けてください。また、ややネットが粗いので少し細かくネットが入るように管理すれば綺麗なネットに仕上がります。白肌・ネット盛り、そして肥大性ヒルネット・花飛びが少ないうどんこ病抵抗性特 徴栽培のポイント123478910111256月寒冷地中間地温暖地栽培型播種定植収穫期左「他社夏系品種」に対し、右「ムーラン夏Ⅱ」。ムーランとムーラン夏Ⅱは白肌が美しく、ヒルネット発生が極めて少ないのが自慢です。他社夏系品種ムーラン夏Ⅱ夏系待望の白肌アールスヒルネットが少ない、うどんこ病抵抗性お盆向け販売にぴったりの夏Ⅱタイプ⃝果形は球形~腰高形の夏系緑肉アールス。⃝夏系品種としては数少ない「白肌」でネットはやや粗く、高く盛り上がる。⃝ネット発生が遅くヒルネットが発生しにくい。⃝果肉は黄緑色で糖度は16度程度に安定。果肉の緩みは遅く棚持ち良い。追熟してメルティング質になると皮際までとろける食感が楽しめる。⃝収穫後の流通段階におけるアンテナ部の萎れが非常に遅いため、長い期間において商品性が高い。⃝草勢はやや強め。節間長はやや長めで葉は大きい。果梗部の長さは中位。⃝交配からの成熟日数はやや長めの晩生。⃝つる割病レース0.2及び、うどんこ病抵抗性(レースによっては罹病)⃝盛夏期での栽培はネットが粗くなるため不向きである。⃝うどんこ病に抵抗性ではあるが、レースによっては罹病するので防除に努める。⃝開花期前後の土壌水分量が多いと果梗長が長くなってしまうので、注意する。アールス・ムーラン夏Ⅱ絵袋詰100粒夏Ⅱタイプ特 徴ブリーダーからのコメント123478910111256月寒冷地中間地温暖地栽培型播種定植収穫期アールス・ムーラン絵袋詰100粒早春晩秋8月上旬に長崎にて撮影。ムーラン夏Ⅱ(右)と他社夏系。収穫して1週間が経過すると、他社品種のアンテナ部は枯れあがるのに対し、ムーランのアンテナは鮮度を維持。白肌、ネット盛り共に優れた外観。春秋系~早春晩秋系アンテナが萎れず長持ち51

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